今日は2019年10月29日のブログを書き直し、再掲したものです。
☆☆☆☆☆☆☆
コーヒーは好きですか?私はコーヒー大好きです♡コーヒーとケーキなんて最高の組み合わせですねぇ・・・もちろんコーヒーだけでも良いですし、ケーキだけでも良いんですけどね・・・一緒に出てきたら、胸が高鳴ります😆
今はなくなってしまったようですが、高校生の頃、オーロラタウン(大通駅から東へ伸びる地下街)の「アートコーヒー」という喫茶店でアルバイトをしていました。モーニング営業をしていたので、出勤前のサラリーマンで賑わう店でした。朝礼が7時くらいからあって、朝礼後に必ずブラックコーヒーを飲まされるんです☕「飲まされる」と書いたのは、私は当時、まだ高校生でしたので、ブラックコーヒーのおいしさが全く分からず、その「儀式」が若干イヤでした😓
ところが、毎朝毎朝コーヒーを飲んでいるうちに、おいしいと思うようになった記憶はあまりないんですが、「コーヒーを飲まないとスッキリしない」体になっていました😱今思えば、カフェイン依存になっていたのかもしれません。
ということで、本日のテーマは「コーヒーははたして体に良いのか、悪いのか、どちらでもないのか?!」です!
ところで、世界で一番コーヒーを飲む国はどこだかご存知ですか?
毎年、世界各国のコーヒー消費量が発表されるのですが、北欧の国がトップを占めることが多いそうです。そのうちの1つであるフィンランドでは、労働法によってコーヒー休憩を必ず設けることが決められているそうです。4~6時間労働なら、コーヒー休憩1回、6時間以上ならコーヒー休憩2回と定められているそうです。ちなみにフィンランド人にとって、1日3杯のコーヒーは当たり前、1日9杯くらいは「普通」なんだそうです!
日本人で1日9杯コーヒーを飲むという方は多くはないと思いますが、日本人もけっこう飲んでいるようですよ。1人当たりのコーヒー消費量は世界で第4位で、「セブンカフェ」なんて2013年に発売になって以来、販売数が2019年2月末で50億杯を突破したとか!北海道のコーヒー消費量は国内第5位だそうです。けっこう上位に食い込んでますね。(1位は京都、最下位は静岡)
それでは、そろそろ本題に入ります!まずは否定派のご意見のご紹介です。論文などに書かれているものから、一個人の感想まで含まれています。
💀胃もたれ、胃痛、胸やけ、吐き気をもよおす(カフェインが胃液を過剰に分泌させるため)
💀十二指腸潰瘍のリスクが高まる
💀睡眠障害、不安感、イライラを誘発(カフェインによる神経の亢進)
💀心拍数上昇、動悸、息切れ、不整脈(カフェインによる神経の亢進)
💀うつ病の悪化
💀パニック障害の悪化
💀貧血のリスクが上がる(コーヒーに含まれるポリフェノールの一種が鉄の吸収を妨げる)
💀利尿作用によるビタミン類やミネラル類の排出
💀体臭(カフェインが男性ホルモンの分泌を活発にし、皮脂の増加につながる)
💀口臭(コーヒー豆の微細種が歯や舌に付着する)
💀慢性的な疲労感(ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌促進による)
💀アクリルアミドが含まれる(発がん性物質)
💀水晶体落屑(らくせつ)症候群のリスクが上がる(緑内障の原因)
盛りだくさんですね😂「コーヒーなんてメリットは一つもない。コーヒーが良いという話は、コーヒーで儲けている人のデマ」とまで言い切る研究者もいました。
続きまして、肯定派のご意見です!
😀肝機能の改善(肝臓の老廃物の排出を助ける)
😀眠気防止、集中力UP、思考力UP
😀一時的な運動能力の向上(アドレナリンの分泌による)
😀2型糖尿病の発症リスクを下げる
😀血糖値の上昇を抑える
😀胃酸分泌が促進され、消化が進む
😀リラックス効果
😀うつ病を予防する
😀脂肪分解酵素リパーゼが活性化する
😀シミなどの色素沈着の原因であるメラニンの生成を抑える
😀利尿作用によりむくみが解消される
こちらも盛りだくさんです!しかも、真逆の意見もあって、もはや意味がわかりません😂
では最後にこの不毛なコーヒー論争に終止符を打つ(かもしれない)意見をご紹介いたします😊
コーヒーが体に良いか悪いか、あるいは合うか合わないか・・・
それは・・・人による!!
です(笑)
カフェインは肝臓で代謝され、代謝の際にはCYP1A2と呼ばれる酵素が使われます。これはカフェインの95%を分解することができる酵素なのですが、この酵素をどれだけ産生できるかは遺伝子で決まるそうです。そして、その遺伝子によって、カフェインに強い「高活性型」、「普通型」、そしてカフェインに弱い「低活性型」に分かれるそうです。
アメリカ国立衛生研究所の助成を受けて行われた4000人を対象にした研究では、1日4杯以上のコーヒーを飲むと、心筋梗塞のリスクが36%上がるという結果が出たのですが、これは低活性型の遺伝子を持つ人にだけ見られた傾向で、逆に高活性型の人はコーヒーを1日1~3杯飲むことで、心筋梗塞のリスクが大幅に低下するという結果が出ました。
上記のような違いが出る理由は、低活性型の人はカフェインの代謝が遅いため、体内にカフェインが残っている時間が長く、それが心筋梗塞のリスクを高めるからと考えられています。逆に、高活性型の人はカフェインが早く体外に排出されるので、カフェインの副作用を受けることなく、コーヒーに含まれる抗酸化物質やポリフェノールなどを享受できるというわけです。低活性型の人にとっては「コーヒーは体に悪い」、高活性型の人にとっては「コーヒーは体に良い」ということのようです。
同じような実験が553人を対象にイタリアでも行われています。低活性型の人はコーヒー摂取により高血圧になる可能性が大幅に上昇し、高活性型の人はコーヒーの摂取量が上がるにつれ、高血圧のリスクが下がったそうです。この結果からみても、低活性型の人にとってコーヒーは体に悪く、高活性型の人にとってはコーヒーは体に良いということが言えます。
自分はどちらに属するのか気になるところですよね。多くの人は「普通型」に分類されるようです。普通型の人であれば、1日に2~5杯のコーヒーを飲んでも問題ないようです。
文:真木
コメントをお書きください
吉村 (水曜日, 13 1月 2021 20:30)
私もコーヒーは好きです、が1日1~2杯でしょうか。以前もコメントしましたが、他の飲み物にも好きな物がありますので。たくさん飲むとトイレが近くなったり、マスク生活で自分の口臭が気になってしまうことが多々あります。
知人にコーヒー大好きな方がいますが、1日に10杯以上飲まれます。飲み過ぎではないか心配になります。数年前、カフェイン中毒で亡くなられた方のニュースを見ましたが、その時は確かエナジードリンクも話題になっていたと思います。
何でも飲み過ぎ、○○過ぎは危険かも!
シャキット真木 (水曜日, 13 1月 2021 21:34)
1日10杯以上ですか〜。さすがに、それは心配になりますね。何事も過ぎたるは及ばざるが如しですね!