ダークチョコレートと運動

泣く子も黙るアンパンマンは、子育て中のお母さんの強い味方ですよね。そんな親をも救うアンパンマンのかわいいパン、これなら、なかなかご飯を食べない子供も喜んで食べそうですね。でもよく見ると・・・中身はチョコ！アンパンマンは好きだけで、子供はあんパンよりチョコパンが好きなんですかね～。アンパンマンからしたら、複雑な気分ですね・・・

皆さんはチョコレートお好きですか？私は・・・チョコレートはやめれませんね～・・・やめる気もさらさらないのですが😅

チョコレートはホワイト、ミルク、ダークに大別できるかと思いますが、中でもダークチョコレートは、その健康効果で人気が出たのか、種類が豊富になってきている印象があります。

ダークチョコレートが体に良い、という話は聞いたことがあるけど、どう良いのかは私自身よくわかっていなかったので、今更ながら調べてみました。

そもそも、ダークチョコレートと呼ばれるには、カカオマスの含有量はどれくらい必要なのでしょうか？ホワイトは0％、一般的なミルクチョコレートが20～40％、カカオマスが40％以上でダークチョコレート（ビターやブラックとも呼ばれるようです。）の仲間入りをするようです。ダークチョコレートの中でも、カカオマスの含有量が60％以上のものは、「ハイカカオ」に分類されるそうです。

40％でもダークチョコレートと言うんですね。最低70％位かと思っていましたので、意外に低くて驚きました。個人的には、デザートとして食べるのではなく、健康効果を期待して食べるのであれば、やはり70％がボーダーライン、できれば80％以上が良いのではないかと思います。カカオの量が増えるほど、砂糖の量が減るので、「健康のため」であるならば、砂糖が多いと本末転倒のような気がします。

では、話を戻して、ダークチョコレートの良い所を、書いていきます！

😄理想的な血圧の下がり方をする

正常血圧の方はあまり変化が出ず、高血圧の方ほど、大きく血圧が低下した、という研究結果がありました。（72％のダークチョコ25ｇを4週間摂取）これはカカオポリフェノールに血管を広げる作用があるため、と考えられています。

😄善玉コレステロールの増加

体内の過剰なコレステロールを、肝臓に戻す働きがあるHDLコレステロール（いわゆる善玉コレステロール）が増加したそうです。これは、ダークチョコレートに含まれるフラボノイドの酸化抑制効果によるもの、と考えられています。

その他、😄脳卒中の発症リスクが低下する、😄2型糖尿病を予防する、😄紫外線から肌を守る、😄心筋梗塞などの心疾患の発症リスクが低下する、などがありました。スゴイですね！でも多くの研究で言われていることですが、いくら様々な効果があるからと言って、「食べれば食べるほど良い」というわけではありませんので、摂取量には要注意とのことです。

上記以外にも、ダークチョコレートが運動に与える影響を調べた研究がありましたので、最後にご紹介します。

イギリスで9人の自転車選手を2つのグループに分け、1つにはダークチョコレートを1日40g、もう1つにはホワイトチョコレートを1日40g、2週間にわたり食べてもらいました。また2週間後には、ダークチョコレートのグループにはホワイトチョコレートを、ホワイトチョコレートのグループにはダークチョコレートを、同じ要領で食べてもらいました。

いずれのグループにおいても、ダークチョコレートを食べた後には、運動時に消費される酸素量が減る、という結果になったそうです。消費する酸素量が減るというのは、より効率良く長時間運動できる、ということを意味しています。

ダークチョコレートに含まれるフラバノールの効果とみられていますが、研究チームによると、どのダークチョコレートなら効果的かと断定することは現時点では難しいそうです。（カカオとフラバノールの比率が確立されていないため）

まだまだ研究段階であるとは言え、ダークチョコレートで運動能力が高まるなら、とても嬉しい話です😊

文：真木