シャキット文庫に加えます

シャキット文庫を増やそうと思いつつ、なかなか進まないでいたのですが、ようやく読み終えたものがありますので、たった1冊ですが、加えたいと思います。

甲田光雄医師による「奇跡が起こる半日断食」です。シャキットはジムとしては珍しく（？）、「糖質制限」とか「プロテインを摂る」ということをお客様にすすめていません。（否定はしませんよ！こちらからおススメすることはない、というだけです。）

そのくせ、断食はやたらおススメしていますが、それもこれも皆様の健康を願ってのことです。

甲田医師は大阪にあった甲田医院の院長でした。2008年に甲田医師が84歳で逝去され、甲田医院は閉院となってしまいましたが、wikipediaによれば、「断食療法の推進者で、難病治療に目覚ましい効果を上げた内科医」だったそうです。

シャキット文庫には断食をおすすめする内容の本がいくつかありあすが、甲田医師の本はこれが初めてです。というわけで、内容をちょっとだけご紹介したいと思います。

シャキットでおすすめしているのは、食べない時間を16時間程度にするプチ断食です。既にプチ断食を始めている方は、「朝食を抜く」という形で行われている方が多いと思いますが、本の中で甲田医師がすすめているのも、「朝食を抜く半日断食」です。

断食をやってみようか迷っている方は、是非この本を読んで、断食が体にもたらしてくれるメリットを知っていただきたいと思います。実際に断食をやって体が変わったという30人の体験談も紹介されています。また、断食を始めてみたものの、まだまだ我慢の段階にあるという方には、この本を励みにしていただきたいですし、もう断食にはすっかり慣れたという方は、「私もこの変化を実感している！」というのがあると思いますので、「断食あるある」を実体験と照らし合わせてみていただくと面白いかと思います。

私がお客様に断食をおすすめする時には、基本、「最後の食事と次の食事の間を16時間程度あける」ということしかお伝えしません。残りの8時間の間に何をどれくらい食べるのか、ということに関しては、「お客様のお好きなものをお好きなだけどうぞ」というスタンスです。

「外食などには頼らず全てを自炊し、食品添加物や農薬を使ったもの、砂糖などを一切摂らず、100％の確信を持って体に良いと言えるものしか食べていない」というのであれば、食事内容についても語る資格はありますが、私自身、外食もしますし、甘い物も揚げ物も食べますし、多少は気を付けていますが、「ストイック」には程遠いので、食事内容まで指導できる立場にはありません。

甲田医師がすすめる半日断食には、「朝食を抜く」という以外にもいくつかルールがあります。例えば、間食をしない、アルコールは日本酒なら1合程度、水分は水や柿の葉茶を1日1.5～2リットルを目安に飲むなどがあります。食事の内容に関しては、「慣れてきたら見直す」とされており、断食開始の時は食事内容の指示はないのですが、理想的な食事は玄米菜食とし、肉・卵・乳製品・油はできるだけ避けるようにと書かれています。

この本で特に面白いと思ったのが、断食と💩の関係についてです。

実は2，3日前に2人のお客様からある質問をされました。お1人目はプチ断食を始めて半年ほど経っている方からでした。「とても快便で、1日に3回も出る日がある。大丈夫だろうか？」というような内容でした。お2人目の方は、プチ断食を始めてまだ1か月未満の方です。元々、毎日排便があったわけではないらしいのですが、朝食を抜くことで、より便秘気味になるのではないか、と心配されているようでした。

まず、私自身の実体験から言えば、断食は便秘どころか、超・快便になる！と声を大にして言いたいです😆私は断食前から便秘ではありませんでしたが、明らかに断食を始めてからの方が、回数が増えました。1人目のお客様のように日に3回ということも珍しくありません。（こんな情報をブログに書いてスミマセン😅）

この本にも下記のように書かれています。

『宿便を排泄し、またため込まないようにする唯一、確実な方法が断食です。長時間、おなかの中に何も入れないことによって、腸は活発に働き、自らの排泄する能力を高めるのです。』

「朝にヨーグルトを食べないと出ない」というお話も聞くことがありますが、それは、きっと、たぶん・・・思い込みです！腸が空の状態が続けば、腸の活動が活発になるというのは、甲田医師だけでなく、多くの専門家が主張していることです。私の体験はさておき、甲田医師の上記の言葉は、信用に値すると思います。

断食の効果として紹介されていることのもう1つに、「スタミナがつく」というのもありました。これは不思議な感じがしますよね。食べないでいると、スタミナは落ちそうな気がします。しかし、この点に関しても、私自身も「やっぱりか」という感じです。運動をしているとよく分かるのですが、空腹時の方がはるかに楽に動けるのです。

本の中では、日本のプロレス界の礎を築いた力道山が断食していたことが紹介されています。断食をする理由を聞かれた力道山の答えは、「食べたら力が出ない」だったそうです。