9月も中旬を過ぎ、私が心待ちにしていた「あれ」が美味しく安くなる季節となりました!リンゴです!
「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」はウェールズ(イギリスの一部)のことわざです。元々は『ベッドに入る前にリンゴを食べれば、医者が食い扶持を稼げなくなる』だったのですが、1920年代に今の言い回しになって広まったそうです。
今日はこのことわざが真実なのかを調べた研究のご紹介です~。
1つ目は2015年の研究です。こちらの研究の目的はずばりそのまま「1日1個のリンゴを食べることと、医者を遠ざけることの関連性を調べる」です。冗談のような研究ですが、ちゃんとした内科医学誌に掲載された、いたって真面目な研究です😅
被験者は8000人の「1日1個のリンゴを食べる人」と「食べない人」です。結果は如何に・・・
画像は濃い青がリンゴを食べるひと、薄い方が食べない人です。棒グラフは左から「医者へ行ったか、過去1カ月に入院したか、精神科医に行ったか、処方薬を服用したか」を表しています。
結果は、大差なし!むしろリンゴを食べていない人の方が若干数値が低い😅ということで、この研究では、「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」は立証されませんでした。
リンゴは言い伝えらえてきたほどの実力が本当はないのか・・・まだ分かりません!他の研究を見ていきたいと思います~😊
2013年のイギリス医師会雑誌に掲載された論文です。こちらはクリスマスの時期に発刊されたそうなのですが、毎年、その時期にはユーモアのある論文が掲載されるそうです。
50歳以上のイギリス人(数は不明です。)が被験者です。1日1個のリンゴを食べた場合と、スタチン(血中コレステロールを下げる薬)を処方された場合に、どんな違いがあるかを比較した研究です。結果は・・・リンゴもスタチンも同じような効果があったそうです!リンゴ、素晴らしい😄スタチンは糖尿病のリスクを高めるという副作用があるらしいのですが、リンゴは副作用ありませんからね。そういう意味では、リンゴの勝ちと言えるのではないでしょうか😊
最後にもう1つ付け加えておきたいのが、「ケルセチン」です。玉ねぎやリンゴに含まれるケルセチンには、抗ウイルス作用があります。コロナに対する作用も研究が進んでいるそうで、コロナの増殖を抑制するという研究結果も出たそうです。リンゴ、やっぱりすごい!
ちなみにケルセチンはリンゴの皮に多いそうなので、リンゴは是非丸かじりして下さい~😄
文:真木
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