「気にはなるけど、試す勇気がない」ことの1つに「冷水シャワー」があります。冷たいシャワーは痩せる、体に良い、というのは本当なのでしょうか?
ここ数年、冷水シャワーに挑戦してみようかなと思ったことは何度もあるのですが、いざ浴室に行っても、ついつい温水側に蛇口をひねってしまいます・・・。せめて真夏に試せばよかったものの、気づけばすっかり寒くなり、今年も挑戦することなく終わりそうです。ということで、代わりに前々回のブログに登場したロブさんの「1週間の冷水シャワーで痩せるか」をご紹介します。
ロブさんはニューヨーク在住のようです。動画が投稿されたのは、2019年の4月です。さすがに真冬のニューヨークで冷水シャワーは過酷ですが、4月でもそれなりに寒いのか、町中の様子が映るシーンでは、行き交う人はみんな厚めの上着を着ているので、外はそこそこ寒いのだと思います。
冷水シャワーを何分間くらい浴びているのかは説明がないのでわかりませんが、髪も体もしっかり洗っているようなので、毎日数分間は浴びていたと思われます。慣れていく様子はなく、毎回「オオォォォオオ!!!冷水シャワー大っ嫌い!!!」と言ってます😅
ちなみにチャレンジ中の食事は「いつも通り」です。2日目には友達と町中へ繰り出すということで、ジャンクフードを食べたり、夜中の2時頃まで飲んでいたそうです。また5日目には家族でイースターをお祝いするということで、「クッキーとケーキを沢山食べるんだ~。」と言ってます。次の日には「デトックスしないとね~。」と昼食はサラダだけだったようです。
ロブさんが何のお仕事をされているか分からないのですが、「在宅ワーク」だそうです。(2019年の動画なので、コロナ関係なしの在宅ワーク)「これからオンラインでダンスのレッスンをしないと。」ということも言っているので、ダンスを教えたりもされているみたいです。
画像はチャレンジ開始前の体重と体脂肪率です。152.6ポンドは約69キロです。体脂肪は17.8%となっています。
前々回のブログでは、ロブさんの体脂肪率は14%くらいだったと思います。(2020年4月の動画)17.8%は高い数値ではありませんが、冷水シャワーチャレンジの前に挑戦したのが「1週間ファストフードを食べたらどうなるか」だったので、「体脂肪を蓄えてしまった」とのことです。
では1週間の辛い辛い冷水シャワーで体重と体脂肪率はどう変化したのか・・・ドキドキ・・・ワクワク・・・
147.8ポンド(約67キロ)なので、なんと2キロ減です!やったー!!と思いきや・・・体脂肪が増えていますね😅
これに関してロブさんは、「何が起きたのかさっぱり分からない」と言っています(笑)私も何故だか分かりません😅ただ1つ言えることは・・・家庭用の体重計についている体脂肪測定の機能はさほど性能が高くありません。100万円を超えるような体組成計であっても、日による変動が大きく、正確な数値はなかなか出ないので、家庭用となれば尚更です。0.5%は誤差の範囲内なのではないかな~と私は思います。
見た目にも明かにお腹周りがスッキリしていますので、体脂肪が増えたというのは、信憑性が低いように思います。
「冷水シャワーで痩せる」説は、冷水シャワーで体が冷える⇒体が体温を上げるために熱を作る⇒エネルギーが使われる⇒痩せる、というわけなのですが、これは本当でしょうか?
ロブさんの例だけを見れば、確かに体重は落ちましたが、冷水シャワーを浴びていたのはたった1週間ですし、単純に「1週間ファストフード」で蓄えた脂肪が、いつも通りの食事に戻したことで減っただけで、冷水シャワーは何の関係もないかもしれません。「冷水シャワーで痩せる!」と断言するには、根拠が足りな過ぎます。
冷水シャワーが減量につながるかどうかを検証した研究はいくつかあるようですが、残念ながら、多くの研究で「喜ばしい結果」は得られなかったようです😭では、辛い冷水シャワーの本当の利点は何なのでしょうか。
それは・・・
😊皮膚が冷えることで、体温を上げるため血流が促される
😊内臓への血流も良くなり、内臓が受けているダメージの修復が進む
😊うつ症状が和らぐ
😊就寝前の冷水シャワーは睡眠の質を上げる
😊温水よりも皮膚が乾燥しづらく、痒みが軽減される
😊温水よりも髪や皮膚へのダメージが少ない
😊白血球が増え、免疫システムが強くなる
😊「コンフォートゾーン」(居心地の良い場所)を飛び出すことで、ストレスに強くなったり、自信が湧いたりする
などがあるそうです。これからますます寒くなりますが、冷水シャワーに挑戦してみよう!という猛者がいらっしゃたら、ぜひ感想をお聞かせ下さい。私は来年の夏になったら、挑戦するかどうか検討しようと思います・・・😅
文:真木
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