コルチゾールは適量ですか?

北海道でライオンに追いかけられることはないと思いますが、もしかしたら熊に追いかけられることはあるかもしれません。今年の夏は住宅地でも熊が出没していましたからね~。

 

熊と出くわすという緊急事態が起きた時に体内で分泌されるホルモンに「コルチゾール」があります。熊と戦うか、もしくは逃げるか、いずれを選んだとしても、コルチゾールにより血圧は上昇し、緊急時に必要のない臓器の活動は抑制されます。

 

熊との遭遇のような緊急時にコルチゾールが分泌され、体がその緊急事態に備えるということは大切なのですが、緊急事態でもないのにコルチゾールが過剰に分泌され続けていたとしたら・・・それこそが緊急事態です。

 

 

下記にあてはまる方は、もしかしたらコルチゾールが過剰になっているかもしれません。

 

1.夜中に目が覚める

本来であれば、コルチゾールは夜には分泌が抑えられ、朝になるにつれ分泌量が増えます。起きる時間ではないのに目が覚めたり、はたまた起きる時間なのに眠くなったりするのは、夜に分泌量が増え、朝に減ってしまうというコルチゾールの昼夜逆転を起こしてしまっているのかもしれません。

 

2.考え過ぎてしまう

コルチゾールは集中力に関係しています。眠る前やリラックスしたい時なのに、考えるのを止められない時にはコルチゾールが過剰に分泌しているのかもしれません。

 

 

 

 

3.集中できない、ミスが多い

2番とは対照的に、日中に集中できなかったり、仕事等でミスが続く・多い、という場合にもコルチゾールのバランスが乱れている可能性があります。

 

4.血圧が高い

冒頭に書いた通り、コルチゾールには血圧を上げる作用があります。

 

 

 

5.筋肉量が低下する

恐るべきことにコルチゾールには筋肉を分解する作用があります。コルチゾール量が高い状態が数か月・数年と続いていると、筋肉が分解され、筋肉量の低下が生じます。特に、太ももやお尻の筋肉の分解が起こりやすいとされています。

 

6.感染症にかかりやすくなる

コルチゾールが適量の場合には、免疫システムは強化されますが、過剰な場合には、自然免疫を抑制する方向に働いてしまい、ウイルスや細菌に感染しやすくなってしまいます。

 

7.口唇ヘルペス

単純ヘルペスウイルス1型は、多くの場合が子供の頃に感染しますが、その時は大抵、無症状です。その後、そのウイルスは体内に潜伏しているため、体力や抵抗力が落ちている時に口唇ヘルペス(唇の周りの水ぶくれ)として現れます。上記の6番同様に、コルチゾールが過剰になると免疫システムが弱り、潜伏していたウイルスが活性化し口唇ヘルペスとなります。

 

 

8.ホットフラッシュ

コルチゾールが高い状態が長かった女性が更年期を迎えると、ホットフラッシュが強く出ることがあります。

 

9.糖尿病

インスリンの分泌が不十分だと血糖値は上昇します。逆に、インスリン量が十分であるにも関わらず血糖値が下がらない状態、インスリンの効果が不十分な状態を「インスリン抵抗性」と呼びます。コルチゾール過剰が長期間続くと、インスリン抵抗性が生じ、慢性的な高血糖状態から糖尿病となることがあります。

 

10.うつ

うつの人のコルチゾール値が高いことがわかっています。うつの改善にはビタミンDが大切なのですが、コルチゾールはビタミンDの吸収を阻害する働きがあります。

 

 

 

11.皮膚線条

過剰なコルチゾールは皮膚の弾力性を奪い、皮膚に「ヒビ」が入った状態の原因になります。妊娠や急激な肥満でも皮膚線条は生じますが、コルチゾール過剰でも見られます。

 

 

コルチゾールは多すぎても少なすぎてもだめで、絶妙なバランスを保つことが大切です。では、コルチゾールのバランスを保つ方法は何か・・・きっとお分かりですよね?さー、大きな声でどうぞ!

 

う!ん!ど!う!

 

そうです、運動です😄運動すると心身に負荷がかかるので、ストレスがかかっているのと同じ状態、つまりコルチゾールがたくさん分泌される状態になります。コルチゾールがたくさん出るのは良くないのですが、運動のすごいところは、繰り返していくうちに、体がたくさん分泌されるコルチゾールを上手くコントロールできるようになっていく、というところにあります。

 

例えば、人間関係で悩みストレスを感じるとコルチゾールがたくさん出ます。ところが運動習慣があると、コルチゾールのコントロールが身についているので、人間関係のストレスによるコルチゾールにも対応できるようになるのです😄

 

いわゆる「筋肉バカ」みたいな人は明るい人が多い印象ですが、それは「脳みそも筋肉」なわけではなく、コルチゾール慣れしているからだと思われます。

 

 

10代以下の自殺が24年ぶりの高水準、心筋炎を懸念し若者へのワクチン接種を中止する国が続出する中、政府は子供にも打つ気満々なご様子で、日本の「偉い人」たちはコルチゾール出過ぎで、集中力が欠落、正常な判断が出来なくなっているのかな~と心配になります。

 

今、感染者が激減していますが、「専門家」が減った理由が分からないと言っている中、ウイルスの「周期性」を提唱している学者も多いようです。マスクをしようが、人の流れを抑えようが、ワクチンを打とうが、そういった人間側の対策関係なしに、ウイルスというものは一定期間増えて、一定期間減ってを繰り返すということらしいです。

 

周期性が事実であるならば、また12月くらいには感染者が増えることが予測されるようです。コルチゾールが出過ぎないよう、運動してコルチゾール慣れしておくのが良さそうです😊

 

文:真木

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    西谷 (金曜日, 12 11月 2021 12:34)

    レッスン生一同、せーの!

    【でしょーね〜!!!】

    もはや運動しない生活は考えられません。シャキット前とは別人のボデーになりました。ワタクシが週末姿を現さない時は札幌にいないと思ってください。

    プチ断食は空腹が苦でなくなり、まさかの朝食抜き継続中。むしろレッスンは空腹状態でいたい。ホットヨガ時代はつなぎに何かお腹に入れていたのとは大きな違い。但し疲れにくくなったとか頭スッキリの実感はなく毎日のソファ寝落ちも変わらず・・・確かに寝落ちの睡眠の質は格段に上がりました( 笑 )ストレスはいっぱいあるのでコルチゾール多めかも・・・まぁ息抜きの楽しみにはある程度のストレスは必要と思っています。

    いつもいろいろな気づきや意識付けをいただいております。最近のヒットはムシニフィラ菌ですねぇ。一瞬ワタクシが名付け親?かと思ってしまいましたので沢山もっているはずです。ハハハ。

  • #2

    シャキット真木 (土曜日, 13 11月 2021 07:06)

    朝食抜き継続中とのこと、また空腹での運動の快感?に気づいていただけたこと嬉しく思います。

    ストレスも人生に強弱をつけるためには、ある程度必要ですよね。自分の心を腐食されることなく、ストレスも研磨剤として昇華できるくらいの器になりたいものです…

    ムシニフィラ!確かに笑!運動+玄米生活で増殖まちがいなしですね!