インスリン抵抗性かもよ?!

アメリカだとこれくらいの体型の方はざらにいます。高校にも大学にも大勢いましたし、私が高校生の時に住まわせていただいていたホストファミリーのお母さんもこんな感じの体型でした。飲み物はダイエットコーラしか飲まないお母さんでした。

 

日本では肥満の人の割合はここ10年くらいは横ばいだそうです。2019年の厚生労働省による調査では、成人男性の肥満の割合は33%、女性は22.3%です。男女合わせると、日本人の3・4人に1人は肥満となりますが、決して少ない数ではありませんね。

 

日本人の「太っている」はアメリカ人の「太っている」には遠く及ばないですが、だからと言って安心なわけではありません。というのも、日本人は人種的に

「太っていなくても糖尿病にかかりやすい」という特徴があるのです😭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここでクイズです!血液中の糖をエネルギーに変えて、血糖値を下げる作用がある唯一のホルモンはなんでしょうか?!

 

正解は・・・

 

インスリンでっす!

 

 

 

 

 

血糖値を下げる「唯一」のホルモンですから、インスリンはとても大事ですよね?なのに、日本人はインスリンを分泌する能力が低いのだそうです😭欧米人と比較し、日本人がどれくらいインスリン分泌が下手かと言うと・・・なんと欧米人の50%程度の能力しかないのだとか😭😭

 

 

インスリンに関して、もう1つ忘れてはいけないのが、インスリン抵抗性です。これはインスリンの効きが悪くなっている状態を表します。インスリン抵抗性が生じる主な原因は内臓脂肪です。

 

日本人は元々インスリンの分泌能力が低いのに、そこにインスリン抵抗性が加わったら・・・末路は糖尿病です。日本人がさほど太っていなくても糖尿病にかかりやすいというのは、こういう事情があるというわけです。

 

 

 

 

日本人のインスリン分泌能力が低いというのは、人種的な特徴なので如何ともしがたいですが、生活習慣に気をつければ、インスリン抵抗性は発現を抑えることができます。

 

インスリン抵抗性があるか否かを正確に調べるためには、血液の採取が必要ですが、ここでは「こんな症状があったら、もしかしたらもしかするとインスリン抵抗あるかもよ~」というのをご紹介したいと思います。さて・・・いくつ当てはまるでしょうか・・・

 

 

 

 

①皮膚の黒ずみ

うなし、膝の裏、わきの下、肛門周りなどに皮膚の黒ずみは黒色表皮種と呼ばれ、インスリン抵抗性によって生じるそうです。安田大サーカスのヒロさんの顔の黒ずみもそうなのかはわかりませんが、糖尿病と診断された過去があるようなので、インスリン抵抗性はありそうですね。一時期痩せたといニュースがありましたが、今はどうなのでしょうか?私のお尻の黒ずみももしかしたら・・・かつては運動をほとんどしないぐうたら生活でしたし、若い頃は食事にも気をつけていなかったので・・・あの頃の祟りかも・・・😭しょうもない情報を載せてスミマセン。

 

 

 

皮膚の黒ずみ以外では、上記のイラストに書かれているように、②疲労感、③尿の回数が増える、④手足のしびれやちくちく感、⑤食後も空腹感がある、⑥のどが渇く、⑦風邪にかかりやすくなる、⑧傷が治りにくい、⑨お腹周りに脂肪がつく、などがあります。糖尿病の初期症状とも重なる部分があるようです。

 

上記に当てはまるものがある方はもちろん、当てはまらない方であっても、我々日本人は糖尿病にかかりやすいということを肝に銘じて、生活を律することが大切だと思います。また、一時的にインスリンの効きが悪くなってしまっても、努力によって改善は可能です。その方法はもちろん食事と運動です。

 

 

左の棒グラフで示されているように、インスリンの感受性を高める(効きを良くする)には、食事を改めるだけでなく、運動と併用する方が改善率がグ~ンと上がることがわかります。また右のグラフで分かるように、一日の歩数が多い方がインスリン感受性が上がります。

 

ローマは一日にして成らず、健康も一日にして成らず、です😊

 

文:真木

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コメント: 2
  • #1

    吉村 (水曜日, 24 11月 2021 21:22)

    日本人はインスリン分泌能力が低いって驚きです‼️
    人種によって、様々な違いがあるというのは同じ人間として不思議な感じがします。やはり食事や環境が大きく影響するのでしょうか。

    何度かコメントさせて頂いてますが、本当に継続は力なり。続けることの大切さを実感しております。

  • #2

    シャキット真木 (木曜日, 25 11月 2021 08:57)

    インスリン分泌能力だけでなく、人種による違いは大きいですよねえ~。日本は多民族国家ではないので、そういうことをそもそも気にすることもありませんが、アメリカのようないろんな人種が混在する国では、アングロサクソン、アフリカ系、ヒスパニック系、アジア系という風にデータ自体が分かれていることも多いかと思います。そういう意味では、外国の研究結果が日本人に当てはまらないことも多いのかもしれませんね。個人的には日本に住む日本人と、例えばブラジルの日系人とかハワイの日系人で、体質等にどんな違いがあるかは興味があります。遺伝子的なものが環境によってどれほど影響を受けるのか、気になるところです。