より良い呼吸のために

去年の日記を読み返してみたら、「スティックどうしようかな~、買おうかな~、送料高いな~」といったことが延々と書かれており、『スティックモビリティ』を買うかどうか相当迷っていたことを思い出しました。1年前の自分に言いたいです、「早よ買え」と。

 

元々行っている「スティックモビリティ」のレッスンはもちろん、今月から始まった「ソフトSM」もまだ数回ではありますが、始めて良かったな~と思っています。というのも・・・何度か受けられている皆様の動きが良くなっています!これは天に誓って、お世辞でも営業トークでもございません。冬眠していた胸椎が動きだし、ガッチガチの胸筋が伸び始めているのが、傍目にもわかります😊

 

 

 

 

スティックモビリティを使った後の感想で時々、「呼吸が楽になる」というのを聞きます。

 

スティックモビリティを使ったことがある方なら、「胸が開く」感覚があるのを体感されていると思いますので、呼吸が楽になるというのも納得できると思いますが、もう少し詳しく、なぜ呼吸が楽になるのかを探ってみたいと思います~😄

 

呼吸の時に働く筋肉はたくさんあるのですが、呼吸の7割近くを担っていると言われるのが「横隔膜」と「肋間筋(ろっかんきん)」です。

 

 

肺の下、胸郭(肋骨で囲まれた部分)の中に入っているのが横隔膜です。ドーム状の横隔膜は、息を吸おうとする時に下がり、胸郭内のスペースが広がって胸郭内にある肺に空気が入る、という仕組みです。

 

 

肋間筋は文字通り、肋骨と肋骨の間についている筋肉です。正確には外肋間筋、内肋間筋、最内肋間筋の3層になっているのですが、まとめて「肋間筋」と呼ばれます。肋間筋は息を吸う時に胸郭を広げる働きがあります。横隔膜は息を吸う時に、横隔膜自体が下がって胸郭のスペースを広げますが、肋間筋は肋骨を広げるという働きによって胸郭のスペースを広げてくれます。

 

下記に動画を貼ります。残念ながら字幕がないのですが、呼吸の時の横隔膜や胸郭の動きが分かりやすいかと思いますので、ご興味あれば見てみて下さい。30秒くらいまでは横隔膜の動き、34秒過ぎあたりから肋間筋によって胸郭がどうやって広げられるかがわかります。

 

 

スティックモビリティを使ったレッスンは、肋間筋を伸ばす動きが多々含まれます。肋間筋の柔軟性が上がれば、胸郭をより開きやすくなり、結果として息が吸いやすくなる、呼吸が楽になる、というわけです😄

 

ということで、呼吸が浅いと感じる方は是非一度、スティックモビリティもしくはソフトSMをお試しあれ~😊最後にご自宅でできる、スティックモビリティも何も使わない、胸郭を広げる動きをご紹介します♪

 

 

左足首を右手で握り・・・左側にゴローン!します。静止画だと分かりづらいので、下に動画貼ります。こちらも字幕なくてスミマセン。最初のおしゃべりは大したこと言っていません😅動きは50秒過ぎあたりから始まります。転がる時に体を前後に長~く伸ばようにして転がります。視線も床に落とさず遠くを見て下さい。胸椎が反っていき、胸郭が広がっていくのわかりますか?

 

文:真木

 

 

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コメント: 2
  • #1

    西谷 (月曜日, 13 12月 2021 19:54)

    真正天邪鬼のワタクシ…ソフトSMも好きになれない、あの硬い棒がイヤ、なんかピンとこない感があるのですが、昨日のレッスン後、もしかして長〜い冬眠から何かが目覚めたかもしれないです。

    内なる声が、いつ何時でも背筋を伸ばしていたい!と叫んでいます。呼吸が深まれば血流アップが期待できるかも。

    ワーク2のうつ伏せで手を上げるポーズ、手がまったく上がらないだけでなく息が苦しくて死にそうなんです。まずはこれが基準になるかなって感じです。

  • #2

    シャキット真木 (月曜日, 13 12月 2021 21:17)

    内なる声がついに聞こえてきましたか(笑)!背骨を伸ばしたいというその声が聞こえれば、冬眠から目覚めたと言えると思います!あとは声に従って伸ばすのみ!(^^)!

    なるほど、ワーク2のうつ伏せ腕上げで息苦しくなりますか。現時点では、体を起こしても十分に胸郭が開いていないのかもしれませんね。でも必ずや楽になっていくと思います!