いま一度ご確認を

いきなりですが、まずは下記のアニメを見てみてください。40秒くらいです。

675キロのバーベルを持ち上げるというだけのアニメです。投稿者の方の「この重量挙げどう思う?」の問いに対し、コメント欄には「10点満点!」「本物じゃないのに、ヒヤヒヤする」「なんだか不安になる・・・」などと書かれています。皆さんはどう思いましたか?

 

この動画を載せた理由は「膝の動きが分かりやすい」と思ったからです。スクワットのみならず、シャキットの筋トレ系のレッスンでは、膝の曲げ伸ばしを伴う動きというのはたくさんありますよね?バーベルを持つわけではないので、レッスン中にこのアニメほどに「膝がガクガク」する方は見受けられませんが、似たような膝の動きが入ってしまう方は、実はけっこう多いのです。トレーニングを始めて日が浅い方はもちろんのこと、年単位で継続されている方にもチラチラ見受けられますので、今日は今一度、ご自身の膝と向かい合っていただきたいと思います😊

 

 

まずは腰を落としていく場面です。少々、膝が危ないかなと思う瞬間もありましたが、大きく膝が内側に入ることなく、綺麗に落としきりました。シャキットのレッスンでスクワットを行う時も、腰を落とす時に膝が内側に入っていく方というのは多くはありません。では、問題の重力に抗して上がるほうを見ていきたいと思います。

 

 

これでもかというくらい膝が入っています😭さすがに、シャキットのレッスンでここまで膝が入ってしまう方はいらっしゃいませんが、この「下から上がる時に膝が内側に流れる」は意外にも他人事ではないのです。特に一番低い所から上がる時、この時に「ひゅっ」とわずかに膝が内側に流れてしまう方というのは案外多いのです。同様のことはスクワット以外の動き(膝の曲げ伸ばしを含む動き)でも見受けられます。

 

 

 

骨盤の横幅より内側に膝が流れてしまう原因の1つに、「中殿筋が十分に働いていない」ということが考えられます。では最後に、中殿筋を活性化させるトレーニング、膝が内側に流れないように意識できるようにするトレーニングを4つご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1つ目の動きは「ザ・中殿筋」というくらいダイレクトに効かせることができます。上げる足のつま先が天井を向かないよう気を付けて下さい。

 

ここからは道具が必要です。動画内ではボールを使っていますが、あまり重さがなく、ある程度の厚みがある物なら代用可能です。枕とか丸めたバスタオルなどで行ってみて下さい。

 

 

いずれの動きもボールが落ちないようにします。1本目と2本目は、動画内では「4秒で落として1秒で上がる」くらいのスピードですが、上がる時の方が膝が内側に入る方の方が多いので、まずは「4秒で落として4秒で上がる」で行ってみて下さい。そしてその時に中殿筋が働いているのを是非感じ取るようにしてください😊

 

中殿筋が働いているのを感じ取るという第一段階をクリアできたらなら、普段のレッスンでスクワット系の動きをする時にも、その部位を使っていくことが出来るようになっていくと思います😊

 

 

動きに慣れてきて、「いい感じに手が抜ける」ようになった方こそ、ぜひ再確認してみて下さい。

 

文:真木