下っ腹使えていますか

「下っ腹を意識して、下っ腹を使って、下っ端rに力が入っていますか?」はレッスン中に真木がよく言うフレーズですが・・・皆様、天に誓って下っ腹使えていますか?

 

使うと言っても、画像ののび太のような使い方ではありません。下っ腹にグッ!と力が入る感覚を感じ取れていますか?

 

腹筋全体に力がはいる感覚は分かっても、「下」に限定されるとイマイチわからないという方もいらっしゃるかもしれません。何故なのでしょう?

 

いわゆる腹筋は、表面に近い方から、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋という4つの筋肉で構成されています。これらの筋肉はみぞおちの辺りから骨盤の辺りまでを覆っています。

 

もし下腹筋と呼ばれる下っ腹にしか存在しない筋肉があったら、きっともっともっと簡単に下っ腹を意識することができたと思います。でも残念ながら、下腹筋は存在せず、あるのは上記の腹筋たちだけです。下っ腹を使えるようになるには、これら4つの筋肉の「下の部分」を使えるようになるしかないのです😭言わば、「局所的」に意識できるかという、なかなかの技を必要とするわけです。

 

ということで、下っ腹を意識するのが苦手という方へ、下っ腹を使えるようになるための秘法を伝授いたします😆はじめにお伝えしておきますが、秘法なので、それなりに大がかりな道具を必要とします。ご自宅にこれがある方は今は稀かも・・・。数十年前にブームになりましたので、ご実家ならあるという方もいらっしゃるかもしれません。身近にない方は、シャキットにはありますので、ご来店の際にお試しください。

 

ぶら下がり健康器やそれなりに高さのある鉄棒を必要とします。

 

ぶら下がり健康器に何気なくぶら下がる時、普通は画像の左側のような姿勢になります。このぶら下がり方は下っ腹はおろか、腹筋たちは全く働いていません。

 

ところが、ちょっとの工夫で腹筋たちのみならず、下腹部をしっかり使うことができちゃうのです!それが右側のぶら下がり方です。違いが分かりますか?

 

足が少し上がっていますね?足を上げれば下腹部に効くのかというと、残念ながらノーです。どうやって足を上げるかがポイントなのです。

 

上の画像は、骨盤前傾の時と骨盤後傾の時に、どこの筋肉に力が入っているかを表しています。赤い矢印は力が入っている筋肉、青い矢印は力が入っていない筋肉です。腹筋たちに力が入っているのは骨盤後傾の時ですね。

 

もう一度、「秘法」の画像に戻ります。骨盤はどうなっていますか?後傾していますね~😊これがポイントなのです。骨盤を後傾させた状態で足を上げないと、腹筋には効かないのです。

 

下っ腹に効かせる場合には、足を高くあげる必要はありません。画像の男性くらいの高さで十分です。逆に高く上げ過ぎると、大腿四頭筋(前ももの筋肉)が頑張り過ぎてしまいます。この高さで、骨盤が前傾方向に逃げていなかないように堪えると、下腹部にダイレクトに効くのが分かると思います。

 

下っ腹が冬眠状態の方であれば、まずは10秒から、下っ腹が目覚めてきたら徐々に30秒、1分と堪える時間を長くしていきます。

 

ポッコリ下っ腹が気になる女性は多いですよね。食事+秘法で直せるかもしれませんよ😊

 

文:真木