足が冷たいのはなぜ？

先日あるお客様から「足が冷たい」というご相談をいただきました。手足が冷たいと感じる方は多いと思いますが、ドラえもんのようにストーブを持ち歩くことはできませんので、今日は手足の冷えの原因を探求してみたいと思います😊

 

 

 

 

 

そもそも何故、手足は冷たくなりやすいのかと言うと・・・体が寒いと感じると、末端の血管を収縮させて、体が熱を逃さないようにするからだそうです。また、脳や内臓といった生死に関わる大切な臓器への血流が減らないよう、手足といった比較的大切ではない部分への血流を減らす、という仕組みもあるそうです。この「血流が減る」というのが手足が冷たくなる原因の1つです。

 

ならば、血流を減らさないことが大切ですよね？血流を良くするためには「動く」が大切だということは、皆様すでにご存知かと思いますので、他に方法はないのかを探っていきます～！

 

①不安やストレスを和らげる

 

不安感やストレスが強い状態になると、アドレナリンが分泌されます。アドレナリンには血管を収縮させる作用があるため、血流が悪くなります。これは命が危険にさらされている状態などにおいて、エネルギーを無駄に消費しないようにするという体の正常な防御反応です。しかし、狩猟時代を生きているわけではない我々現代人にとっては、命が危険にさらされるという状況はほぼなく、この防御反応によって手足が冷たくなるのは、あまり嬉しい仕組みではありませんね😣手足が冷たい方は、疲れた心を癒すための何かを見つける必要があるのかもしれません。

 

②貧血を改善する

 

貧血気味の人は手足が冷たくなりやすいそうです。貧血は鉄やビタミンB12不足などで生じます。

 

鉄分豊富と言うとレバーやホウレン草が思い浮かびますが、ココア、グリーンピース、プルーン、デーツ、しじみ、オートミールなども鉄分豊富だそうです。

 

ちなみに昔のひじきは鉄分豊富だったそうですが、それは加工する際に鉄製の釜を使っていたからで、現在はステンレス製の釜を使用することが多く、鉄分はほとんど含まれていないのだとか😭

 

鉄玉はどうなんでしょうか？使っている方いらっしゃったら、情報下さい！

 

③血糖値が高い

 

血糖値が高い状態が長く続くと、血管が細くなり血流が阻害されるそうです。糖尿病においても同様のことが起こります。血糖値を急上昇させないような食生活を続ければ、手足の冷えが改善するかもしれません。

 

ということで、運動以外ですぐにでも対策をたてられそうな3つの要因をご紹介しました。他にも甲状腺やコレステロールの問題なども手足の冷えに関係があるようです。

 

手足の冷えの原因を調べていた時に、ある治療家の方がこんなようなことを言っていました。

 

闇は「光が欠如している」というだけの状態で、本当は闇そのものは存在しない。カーテンを閉め切った暗い部屋を更に暗くすることはできないけれど、カーテンを開ければ闇は消える。でも闇から光を作ることはできない。

 

「冷え」も光と闇の関係性に似ており、「冷え」は本来は存在せず、「熱」が足りていないというだけのこと。熱をしっかりと作れていれば「冷え」は感じない。

 

更に言えば、健康も同じようなもので、病気は本当は存在しない。病気は「正常な機能が欠如した状態」というだけのこと。だから病気を「消す」のではなく、正常な機能を取り戻すことでしか健康にはならない。

 

こんな感じでした。私たちは何か症状が出ると、その症状を「消す」ことばかりを考えがちですが、そもそもそんな症状が出ないような体づくりに焦点を当てることで本当の健康が得られるのかなと思いました。

 

運動＋正しい食生活＋心の調律、これさえしっかりかっちり行っていれば、手足の冷えはもちろん、あらゆる病気を防げるのかもしれません。

 

文：真木