断食中の運動のベストタイミング

ファスティング(断食)と言えばこの方、ジェイソン・ファン先生!ファン先生の最新のYouTube動画が昨日UPされていましたので、今日はその内容のご紹介です😊

 

本日、ファン先生が教えてくれるのは下記の2つの疑問についてです。

 

①ファスティング中に運動をしても良いのか

②ファスティング中の運動はいつ行うのがベストなのか

 

では、いってみましょ~😄

ファスティングをしている方なら一度は疑問に感じたことがあるかもしれない、「ファスティング中に運動をして良いのか」についてです。答えをご存知の方も多いかと思いますので、先に結論から申し上げますと・・・もちろんイエスです。アスレチックハウスに住んでいなくとも、運動しちゃってOKです。

 

ファン先生によると、人間の体はハイブリッド車のようなものなんだそうです。ハイブリッド車はガソリンで動くエンジンと電気で動くモーターの2つの動力源を兼ね備えています。

 

「肉体労働だから食べなきゃいけない、食べないと力がでない」と「思い込んでいる」皆様、それでは人間が持っている2つの動力源を十分に活用することができませんよ~。

 

人間に備わっている2つの動力源、それは・・・

 

①食べ物を食べることによって摂取したエネルギー

 

②体に大切に大切に蓄えてきた脂肪😆(摂取したエネルギーのうち使わなかった分)

 

です。

 

脂肪をほとんど蓄えていないという方ならともかく、蓄えが十分にあるであろう大半の人は、「食べないから力が出ない」は気のせいということです😅ファン先生はこう言っていました。

 

「ファスティングをしている時も、いつも通りの生活をすれば良いだけ。フルタイムの仕事をしている人は、ファスティング中でもフルタイムで働いて大丈夫。いつも散歩をする人なら、ファスティング中でも散歩をし、いつもランニングをする人なら、ファスティング中でもランニングをして大丈夫。唯一の違いは、体がどちらの動力源を使っているかということだけ。ファスティングをしていない時は食べ物から得たエネルギーを使うのに対し、ファスティング中は蓄えてきたエネルギー(脂肪)を使っている、それだけのこと。」

 

真木が本気で減量したい方に「プチ断食」をおすすめする理由がこれです。減量したいということは、余分な脂肪を取り除きたいということですよね?だとしたら動力源として脂肪を使う必要があります。「運動しているのに体重が落ちない」という場合には、動力源が食べ物から得たエネルギーになっている可能性大です。食べ物のエネルギーを動力源にしている間は、残念ながら体に蓄えてきた脂肪は動力源としては使われません。脂肪を動力源にするには、食べ物からのエネルギーを得られない状態にすることが大切です😊

 

ここからは2つ目の疑問、「ファスティング中の運動はいつ行うのがベストなのか」についてです。

 

ファン先生の答えは「時間がある時ならいつでも」です。ただし理想を言うなら「ファスティングが終わる頃にかけて」だそうです。

 

例えば、前日の夕食を20時に済ませ、今日の1回目の食事を昼の12時と決めている方の場合なら、11時位から運動をすると良いということになります。

 

なぜ「ファスティングの終わり頃にかけて」が良い理由はホルモンが影響しています。ファスティング中には分泌量が上がるホルモンと下がるホルモンがあります。

 

ファスティング中に分泌量が下がるホルモンにはインスリンがあります。分泌量が減ったインスリンは体にこう言います。「おーい、食べ物のエネルギーがなくなっちゃったよ~!このままだと動けなくなっちゃうから、蓄えてきた脂肪を使わないといけないよ~!」と。

 

ファスティング中に分泌量が上がるホルモンにはノルエピネフリン(ノルアドレナリン)があります。ノルエピネフリンは交感神経の活動を高め、体を活動に適した状態にしてくれます。つまり、ファスティングをすることで、元気がなくなるどころか、よりエネルギッシュになれるということなのです。

 

これがファン先生が「ファスティングの終わり頃にかけて」の運動をおすすめしている理由です。体が活性化されている時の方がトレーニングが楽にできる、もしくはいつもより激しくトレーニングしても大丈夫!となるというわけです。これは真木、毎日実感しています。午前中のレッスンは余裕なのに、食事後の14時半のレッスンの辛いこと辛いこと・・・

 

ファスティング中に分泌量が上がるもう1つのホルモンに「成長ホルモン」があります。

 

筋肉を使うと筋肉痛になることがありますよね。これは筋肉の微細な「損傷」が原因です。筋肉は細~い線維が集まってできていますが、筋トレをするとその線維のあちらこちらが、プチプチっと切れるために筋肉痛が起こります。切れた線維がくっ付くと、より質の良い強い筋肉が出来上がるので、喜ぶべき「損傷」ではありますが・・・。

 

成長ホルモンはこの筋肉の損傷の修復を早めてくれるという作用があります。トレーニングをがんばって、筋肉の線維があちこちブチブチ切れても、成長ホルモンがドバドバ分泌されていれば、早く治~るというわけです😄

 

ファスティング中に運動した後は、しっかりとたんぱく質を補給し、栄養価の高い食べ物を食べて下さい、とファン先生は締めくくっていました。

 

ファン先生の説明はいつもとても分かりやすい!ファスティングに抵抗感のある方も、やってみてもいいかな?という気になりませんでしたか?思い立たが吉日、是非始めてみて下さい😊

 

文:真木