骨にはやっぱりこれ

先日、あるお客様が「健康診断で身長が1㎝伸びていた。」ということをご報告くださいました。50代のお客様です。姿勢が良くなってきていることが影響しているのだと思われます。嬉しい限りです😄ただ、骨粗鬆症まではいっていないものの、「やや危険地帯」に片足を踏み込んでいる状態のようで、その点を心配されていました。

 

特にある一定年齢以上の女性にとっては大きな問題になる「骨」、今回は骨を強くするための方法を探ってみたいと思います~。ちなみにカルシウムについては触れません。当然カルシウムも大切ですが、カルシウム「だけ」で解決するほど単純な話ではありません。骨のために牛乳を推奨する風潮は強いと思いますが、個人的には牛乳はあまり肯定的に捉えていないので、今回はカルシウムも牛乳もスルーさせていただきます。牛乳好きの方、不快に思われたらスミマセン。

 

骨の健康を語る上で外せないのが、筋肉との関係性です。一般的に男性は女性より強い骨を持っています。これは男性の筋肉量が女性より多いことが関係しています。ちなみに男性の筋肉量は女性より約30%ほど多いと言われています。

 

筋肉が収縮する時(働く時)、骨には圧がかかります。この圧が骨を強くします。つまり筋肉量が多い男性は、筋肉を動かすたびに骨にかかる圧が女性より大きく、その分、骨が強くなりやすいということが言えるのです。男性の骨は女性より35~40%ほど強いと言われており、筋肉量の差と近いですね。

 

筋肉は甘やかすと弱くなりますが、その影響は骨にも出るということです。骨を強くしたいのなら、

 

動く!

 

これが鉄則です。動いて筋肉を働かせ、それによって骨を「鍛える」ことができるのです。

 

「忙しいからシャキットには週1回しか行けない」という方も多いかと思いますが、体を動かすとトレーニングはイコールではありません。日常生活の中で黙って座っている時間を少しでも短くし、こまめに動けば良い話です。

 

ただし、より効果的な動きというのはあります。骨に圧をかけるのが大切なわけですから、例えばママチャリでゆったり走るよりも歩いた方が骨に圧はかかります。水泳のような浮力を利用できるスポーツよりも、陸上でのスポーツの方が有利です。(水泳には水泳の利点がたくさんあるので、水泳そのものの否定ではありません。)

 

「デスクワークだからどうにもならない」という方でもできることはあります。ひと言で言えば、「楽な座り方をしない」ということです。楽ということは筋肉は働いていません。骨盤を立たせ、背骨も立たせるように意識すれば、体幹や背中の筋肉は働かざるをえません。その姿勢をキープできれば、自然と背骨の強化につながると思います。

 

骨を強化する動きとしておすすめしたいのはジャンプです。高く飛ぶ必要はありません。股関節と膝を軽く曲げて上下する、それで十分だと思います。もちろん「激しく」飛びたい方はそれもありです。その場合にはできれば土の上のようなクッション性のある場所で行うのが良いかと思います。

 

両足でジャンプ、片足でジャンプ、横跳び、前飛び、後ろ飛び、ケンケンパ、壁タッチなどなど、色々なバリエーションを楽しめると長続きするかもしれません。

 

 

ということで、まずは動く、とにかく動く、暇さえあれば動く、でも動いたらお腹が空きます。ということで次は食べ物について考えてみたいと思います。

 

骨の健康を維持する上で大切な栄養素というのはさまざまあります。ビタミンK、ビタミンC、ビタミンD、たんぱく質などなどです。ここでは栄養素ではないものの、骨の「プロテクター」となってくれる強い味方をご紹介します。それが「ファイトケミカル」です。

 

ファイトケミカルは植物が紫外線や昆虫など、植物にとって有害なものから自らを守るために作り出す色素や香り、辛み、ネバネバなどの成分のことを指します。ちなみにファイトは戦うファイト(fight)ではなく、植物を意味するファイト(phyto)です。

 

ファイトケミカルを含む食べ物、それはもちろん野菜や果物です。

 

8月31日は野菜の日だそうです。円グラフは2018年に20~69歳の約1万人の男女に対してカゴメが行った調査の結果です。厚労省が推奨する「1日350gの野菜」を摂れている人は1.2%しかいないという衝撃の結果です。平均は約120gで、これは骨うんぬん以前の問題で少な過ぎです。

 

 

画像のアスパラのマヨ和えは172gとなっています。この量すら食べていないなんて・・・日本人の野菜不足は深刻ですね・・・。シャキットの皆様は野菜たくさん食べて下さいね。

 

体をよく動かし、ファイトケミカルをたくさん摂って、強い骨を作りましょう~!

 

文:真木

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コメント: 2
  • #1

    西谷 (火曜日, 12 7月 2022 19:28)

    ありがとうございます‼️感謝感激です。

    骨=カルシウムの発想でカルシウム補助食品をと思ったけど、元々市販の牛乳には疑念があり牛乳・ヨーグルトとは無縁の生活でした。あとは食品からのカルシウムの吸収率の問題なのか・・・というところでした。

    やはり運動は正義ですね!カルシウム信仰しなくていいとは朗報です。健康診断以来、毎日納豆と鮭の中骨缶詰食べ続けていますが野菜をもっと食べます。

    あっひとつ訂正しますけど、ワタクシ先月還暦になりました。イヤもう〜これからはエイジレスに生きますので。キツいレッスンのおかげでウエストは相当絞れましたし、背中は仕上がってきましたから。

  • #2

    シャキット真木 (水曜日, 13 7月 2022 08:48)

    還暦という言葉が似合わないですね~。これからも年齢不詳を貫いて下さい!

    「鮭の中骨缶詰」なるものがあるんですね!初めて知りました。調べてみたらけっこう色々なメーカーが出しているんですね。缶詰コレクションに早速加えたいと思います!