今日は腸腰筋が瞬時にしてほぐれ~る秘儀をご紹介いたします!
ところで腸腰筋がどこに付いているかはご存知ですか?レッスンでもちょいちょい登場しますので、シャキットのお客様には付いている場所や形をなんとなくでも知っておいていただきたい筋肉の1つです。
腸腰筋はイラストで見るとわかるように2つの筋肉を合体させた名前です。1つは大腰筋で、こちらは腰椎に付いている細長い方です。もう1つの腸骨筋は骨盤の内側に付いています。一緒に働くことがほとんどですので腸腰筋として覚えていただけたらと思います😊
現代人は総じて腸腰筋が弱い・硬いのだとか。その原因の1つが・・・
椅子ですね~。椅子に座る時間が人類史上最も長いと言われている我々の腸腰筋は、使われなさ過ぎて弱い・硬いという二重苦にさらされています。現代人の腸腰筋はきっと働きたくてうずうずしていることと思いますので、ぜひこの秘儀をお試し下さい😆
秘儀を教えてくれるのは、タロー・イワモトさんです!岩本太郎さんはシアトル在住の日本人の方で、お仕事は理学療法アシスタントをされているそうです。
真木はなんちゃって理学療法士ですが、アメリカの理学療法士というのは日本のそれとは「格が違う」んです。日本だと4年(専門学校だと3年もあり)で資格が取れちゃうのですが、アメリカは大学+大学院の6年を経ないと資格を取ることはできません。日本の理学療法士は開業することはできませんが、アメリカでは理学療法のクリニックを開業することができます。資格を取得するまでのハードルの高さも、社会的な地位もなんなら年収も日本の理学療法士とはもはや「別物」です。
岩本さんは理学療法アシスタント(日本にはこの資格は存在しません)なので、理学療法士の指示のもとに理学療法を行うというお立場ですが、真木思うに日本のそこらの理学療法士よりよほど優秀なのではないかと思います。少なくとも真木を遥かに凌駕する知識と技術をお持ちなのだと思います。そうでなければ競争が激しいアメリカで理学療法アシスタントとして働くことはできないと思います。
そんな岩本さん、「フェルデンクライス・メソッド」の実践者でもあられます。
フェルデンクライス・メソッドは物理学者で柔道家でもあったモーシェ・フェルデンクライス氏によって開発された身体コントロール法だそうです。これはただのよもやま話ですが、フェルデンクライス氏の奥様はキュリー夫人の娘さんなのだそうです。
フェルデンクライス・メソッドに関しては、真木はな~んにも知らないので確かなことは言えないのですが、これからご紹介する動きもフェルデンクライス・メソッドの1つなのかもしれないです。
実際の動きに入る前に、1つ確認しておいて下さい。何も考えずにだら~んと仰向けで寝ます。その時、床と腰の隙間はどれくらいありますか?手が入るか入らないかくらいなのか、手1枚が入るくらいなのか、手が2・3枚入るくらいなのか、チェックしておいて下さい。
開始姿勢はこんな感じです。足を骨盤幅くらいに開いた体育座りです。ただし体育座りのように骨盤を後傾させて、背中を丸めてはいけません。大切なのは、骨盤を立たせて腰椎を反らせることなく背骨を伸ばす、という点です。
そもそも骨盤を立たせることができない、立たせられるけどしんどいという場合には、お尻の下に座布団か何かを入れてみて下さい。
手はももの上に乗せ、骨盤を後傾させ、背中を丸めながらゆっく~りと上体を倒していきます。
上体を倒しながら、足は前方へ伸ばしていきます。2枚目の画像くらいまで倒れたら、元の姿勢に戻っていきます。
元の姿勢に戻る時に腸腰筋を使って骨盤を立たせていき、同時に腸腰筋を使って膝を胸の方へ寄せていくように意識しながら、ゆっくりと起きていきます。元の姿勢に戻ったら、その姿勢を5秒間キープして下さい。この動きを5回繰り返します。5回やれば腸腰筋が「活性化」しているのが感じ取れると思います。
では、もう1度仰向けに寝転がって、床と腰のスペースがどれくらいあるかをチェックしてみて下さい。隙間が小さくなったのなら、腸腰筋がほぐれた証拠です。(腸腰筋が硬いと骨盤は前傾するので、仰向けになった時に隙間が大きくなる)
これならストレッチは好きではないという方でも無理なく行えるのではないでしょうか。座っている時間が長い方には特におすすめです😄
文:真木
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