なかなかインパクトの強い仏像ですね。ラオスの公園にある像です。お釈迦様が瞑想をされていたところ、大雨が降ってきたので、ナーガが頭を傘のように広げてお釈迦様をお守りしたという説話に基づいた像だそうです。
ナーガはコブラを神格化した蛇神で、こういった像は南インドからカンボジアあたりにかけてよく見られるそうです。中国にはコブラが生息しないため「龍」と翻訳されたようです。
見た目は怖いですが、ナーガはお釈迦様をお守りする尊い存在なんですね😄ナーガにちなんで、今日は「コブラ」と呼ばれるエクササイズをご紹介します。ナーガがお釈迦様の守護神であるように、「コブラ」は背中の守護神になってくれること間違いなしです!
ソフトSMでこういう動きがあります。うつ伏せになって、上体を起こし、右手と左足、左手と右足という具合に交互に上げる動きです。うつ伏せで上体を起こす動きというのは他のレッスンでありますね。
先日、ソフトSMを継続的に受けられている方から、「ソフトSMを受けているのに、なかなかあがるようにならない。」というお声を頂戴しました。ここから少々(?)辛口になります。上体が起きない方は本当に多いです。ソフトSMの他の動きは、回数を重ねていくと目に見えて良くなる方が多いのですが、この上体を起こす動きに関しては一向に上がるようにならない方が多いのも事実です。正直なところ、この動きの時、真木の心は折れそうになります😅「なぜあんなに辛そうに頑張っているのに、あれほどまでに上がらないんだろう」と・・・😭
そこで真木からお願いがございます。上体を起こすのが苦手という皆様、お願いだから毎日「コブラ」をやって下さい。週1回のソフトSMの中で数回上げるくらいでは到底足りません。
「老化は足から」はよく聞きます。確かにその通りだと思います。でも足と同じくらい、下手をすればそれ以上のスピードで衰えていくのが背中の筋肉です。年を取るほどに背中が反っていく方なんていませんよね?背中の筋肉は加齢とともに弱くなりやすく、弱くなれば背中は丸まり、うつ伏せで上体を起こすことが「至難の業」となってしまいます。そうなる前に、上体を1ミリも起こすことができない、なんてことになる前に食い止めなければいけません。今ならまだ間に合います!手遅れになる前に、「毎日コブラ」を伏してお願い致します!!
ではここから「コブラ」のやり方をご紹介です。いろいろとバリエーションはあるようですが、真木が最もおすすめする形はこちらです👇
ヨガにも「コブラのポーズ」があると思いますが、それとは別物です。いくつか意識していただきたいポイントを書きます。
😀お尻を締めながら上体を起こします。
😀腰が反らないよう骨盤を後傾でキープします。(恥骨を床に押し付ける)
😀高く上がろうとすると腰が反りやすいので、高さよりも腰椎を反らせないことを重視し、胸(みぞおち辺り)を浮かせるようにします。
😀手の平を外側、親指を天井に向けます。(肩関節の外旋)
😀肩甲骨を背骨に寄せ、離れていかないようにキープします。(肩甲骨の内転)
😀肩をすくめないようにします。(肩甲骨の後傾)
😀腕を後方へ伸ばすようにし、肩甲骨をできるだけ下げます。
😀頭は上げ過ぎたり落とし過ぎたりせず、頸椎と胸椎を一直線にします。
まずは30秒キープを3回程度、慣れてきたら1分、2分とキープする時間を長くしていきます。80代90代になってもうつ伏せで上体を起こせるってかっこいいですよね~。そんなおじいちゃん・おばあちゃんを目指して、一緒にがんばりませんか~😄
文:真木
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