太もも、ふくらはぎ、足首周りなどに画像のような「青っぽいニョロニョロ」が見える方はいらっしゃいませんか?かくいう私もそれっぽいものがあるような・・・なんなんでしょ、これ。
スパイダーべイン(spider vein、spiderはクモ、veinは静脈)と呼ばれるこの症状、日本語では「クモの巣状静脈瘤」が正式名称のようです。静脈瘤なんていうとなんだか怖いので、今日のブログではスパイダーべインでいきたいと思います。
その名の通り、静脈がこの青っぽいニョロニョロの正体ですが、一体なんでこんなニョロニョロしちゃっているのでしょうか。
どうやら静脈の弁が関係しているそうです。血管には動脈と静脈の2つがあり、動脈は心臓から出ていく血液を運ぶ通路、静脈は心臓に戻す血液を運ぶ通路です。
足の静脈は重力に逆らって血液を戻す必要があるので、血液の逆流を防ぐための弁がついています。この弁がしっかり働かないと・・・画像の右側の静脈のように、心臓に戻るはずの血液が上手く戻らず、その場に溜まって、青っぽいニョロニョロが出現する😱ということのようです。
ではスパイダーべインはなぜ起こるのでしょうか。理由の1つは・・・老化です😭シワ、シミ、白髪の3つの「S」が更に増え4つ目の「S」・・・なんだか切ない気持ちになりますが、ある程度は甘んじて受け入れなければいけないのかもしれません。
他には、立ち仕事の方や妊婦さん、出産回数が多い女性、喫煙者、アルコールの摂取量が多い方などにも生じやすいそうです。また、BMIが高い方がスパイダーべインを生じやすいとする研究もありました。
性差はあるのかと言うと、残念ながら女性の方がスパイダーべインを起こしやすく、一説には男性の4倍くらい発症しやすいのだとか。
老化が原因の1つであるなら、スパイダーべインに対して、我々はなすすべがないのでしょうか?もちろんそんなことはありません。
静脈そのものには血液を押し戻す力はさほどないそうです。では何がその力となっているのか・・・それはもちろん筋肉です。イラストのように筋肉が収縮・弛緩を繰り返すことで静脈が圧迫され、血液が押し戻されるというわけです。
血液がしっかりと心臓に戻ればスパイダーべインは生じないのですから、スパイダーべインを予防するために最も大切なことは、「動くこと、動いて筋肉を働かせること」と言えるのではないでしょうか。スパイダーべインは男性より女性が多いと書きましたが、ホルモン等の影響もあると思いますが、男女の筋肉量の違いも影響しているかもしれませんね。
食べ物でスパイダーべインの予防・改善につながるものはあるでしょうか。チラッと調べてみたところ、どうやら「ルチン」が良いそうです。
ビタミンPとも呼ばれるルチンは血管強化作用があるため、心臓疾患、動脈硬化、高血圧の改善に効果的なのだそうです。血管強化作用があるならスパイダーべインにも良さそうですね😄
ただし、ルチン単体よりもビタミンCと一緒に摂る方が良いそうです。というのも、ルチンはビタミンCと一緒に働いて血管を強化するらしいのです。
ではルチンとビタミンCを一緒に摂るにはどんな食事が良いのでしょうか?オススメはお蕎麦+デザートに柑橘類です!ただし、お蕎麦に含まれるルチンは茹で汁に溶け出てしまうので、蕎麦湯も飲んで下さいね~😄
お蕎麦って・・・美味しいですよね😍あんなに美味しくて、スパイダーべインにも良いなんて、お蕎麦最高!
文:真木
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