新聞の日付を見ると2014年10月2日となっています。シャキットがオープンして間もない頃です。あまりに懐かしい写真なので載せちゃいましたが、本日の内容とは一切関係がありません。
固定のお客様が両手で数えられるくらいしかいなかった頃の写真です。しかも今のような予約制ではなかったので、レッスン開始時間にならないと、参加者様がいるのかいないのかすら分からない状態の中で、ただひたすらに待つという毎日でした。
意外にも小心者の私は「今日も売上がゼロかもしれない・・・」という不安の中、隅っこに体育座りをしてお客様が現れるのを一日中待っていました。
一方の山内さんは、肝が据わっているのか、事務所で動画を見てゲラゲラ笑っていました。「よくもこの状況で笑っていられるな~。」と感心+のんきなことに対する腹立ちでモヤモヤした日々でした。
ちなみに山内さんが着用しているのは、山内さんデザインのシャキット・オリジナル制服(私は着用を拒否)です。デザインで散々悩み、しかも2万円近くもかけて作ったのに、着用期間は半年もなかったと思います。急に恥ずかしくなったのか着ている姿を見かけなくなりました。
動画を見て爆笑しているだけだった山内さんも9年経った今ではすっかり別人で、シャキットの何でも屋さんとして、掃除・洗濯、野菜作り、あらゆる物の修理、裁縫、チラシ作成&配布、経理、時々レッスンといった具合に大活躍です😆
そんな山内さんですが、9年間一貫して変わらないこともあります。それが「強弱でどうにかなると思っている」ということです。どういう意味かと言いますと、例えばこんな感じです。
真木「〇〇ってどこだっけ?」
山内さん「棚の上」(声量:中)
真木「棚って?」
山内さん「棚の上!」(声量:大)
真木「棚って?」
山内さん「た・な・の・う・え!!」(声量:特大、怒っているわけではなく、ただただ声がデカい)
これは例え話なので単純な会話にしましたが、実際にこんな感じです。隣にいるので声は聞こえているんです。私が「?」となるのは聞こえてないからではなくて、「意味がわからない、内容が理解できていない、通じていない」からなのですが、山内さんは「別の言葉で言い換える」ということはせず、同じことを声量だけを変えて言ってくるのです😂「声の大きさを上げるのではなくて、別の言葉で言ってほしい。」と9年間指摘し続けているのですが、一向に変わりません。今世では無理だろうと今では諦めています😅
山内さんの「強弱でどうにかする精神」はさておき、音楽では強弱って大切ですよね。子供の頃ピアノを習っていたのですが、強弱記号をいつも見落とし(というか、全然練習しない不真面目な生徒だったので、音符を追いかけることに精一杯で、強弱など気にしている余裕がなかった)先生が楽譜の強弱記号を赤丸で囲み「強く!」などと書くので、楽譜が真っ赤っかでした😭
ピアノのレッスンでは強弱をないがしろにしていた私ですが、トレーニングの時には強弱を大切にしています。と言っても、音の強弱ではありません。トレーニング中に意識していただきたいのは・・・骨盤の強弱です。
骨盤の理想的な位置は「ニュートラル」や「正中位」と呼ばれます。画像の3つの姿勢のうち骨盤がニュートラルになっているのはどれだと思いますか?
答えは右端です。左は骨盤前傾、真ん中は骨盤後傾です。
白線を見るとわかるように、ニュートラルな骨盤というのは完全なる水平ではなく、わずかに前傾しています。ここは大変に重要なので、ぜひ頭に叩き込んでおいてください!
ニュートラルな骨盤はわずかに前傾
です。これを踏まえて骨盤の強弱について書いていきます。ちなみに「骨盤の強弱」というのは私の勝手な表現であって、運動学ではこんな表現はしませんのであしからず・・・。ニュートラルな骨盤、つまりわずかに前傾している骨盤には強弱記号はつきません。イメージしやすいようにプランクで説明したいと思います。
このプランクは骨盤がニュートラルなので、強弱記号なしです。(シャキットではあまりおすすめはしていませんが、骨盤ニュートラルでのプランクは間違いではありません。)
音楽における強弱記号は
ピアニッシモ(とても弱く)<ピアノ(弱く)<メゾピアノ(少し弱く)<メゾフォルテ(少し強く)<フォルテ(強く)<フォルテッシモ(とても強く)
という6段階になりますが、骨盤における強弱は
めちゃんこ前傾、やや前傾、わずかに前傾(ニュートラル)、やや後傾、めちゃんこ後傾
の5つに分けられると思います。しつこいですが真木の勝手な分類です。
では問題です。こちらのプランクは上記の5つのうちどれだと思いますか?
私が分類するなら「やや後傾」にします。骨盤は後傾しているものの、最終地点(もうこれ以上は後傾できないというところ)まではいっていません。では「めちゃんこ後傾」のプランクはどんな形でしょうか?
こちらが私が思う「めちゃんこ後傾」のプランクです。胸椎の丸まりが強く、腹直筋の長さが「最短」になっていると思われます。最終地点まで骨盤が後傾されています。
「めちゃんこ後傾」のプランクは「やや後傾」のプランクよりも強度が上がります。なのでレッスンでプランクをする時にはまずは「やや後傾」を目指し、余裕がある場合には「めちゃんこ後傾」に挑戦してみると良いかと思います。
こちらは「めちゃんこ前傾」のプランクですね。もはやプランクと呼ぶべきではないかもしれません。体幹が鍛えられないどころか、やればやるほど腰に負担がかかります。絶対に避けるべき形です。
ということで、プランクで骨盤の強弱を表現しましたが、他の動きの時も同様に骨盤の強弱を意識していただきたいと思います。レッスンの時には「やや後傾」とか「わずかに前傾」とか「前傾方向に持っていく」とかいろいろ言っていますので、うっとうしいとは思いますが時々耳を貸して下さい。そしてご自身の骨盤があるべき位置にあるかを感じ取ってみて下さい😀
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