先日、母の用事の付き添いで仙台へ行ってきました。朝の5時に家を出て、翌日の夜11時に帰宅、私は運転&荷物持ち係で、観光はゼロの忙しい2日間でした。仙台駅に到着すると外に人が群がっているのが見えました。何事?!と思い、近づいてみると・・・
見えますか?サンドイッチマンさん、ウド鈴木さん、狩野英孝さんでした😄
ちょうど「SENDAI」の文字も入れて写真を撮ることができたので、観光ゼロながらも、仙台の思い出になりました。
ところで仙台と言えば、何をイメージしますか?牛タン?笹かまぼこ?ずんだ餅?萩の月?伊達政宗?
上記が思い浮かんだ方は、まだまだ仙台通とは言えませんね~。かくいう私も今回が人生2度目の仙台で、仙台通には程遠いのですが・・・😂
1987年に放送されたNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』をご覧になっていた方はいらっしゃるでしょうか?母が毎回とても熱心に見ていたので、私は紙で眼帯を作り、伊達政宗の真似をよくしていました😅平均視聴率はなんと39.7%、最高視聴率は47.8%まで達したそうで、大河ドラマの金字塔の1つだったのですね。4月7日からBSプレミアム4Kで再放送が決まったそうです。我が家にはテレビがないのが残念・・・。
「仙台と言えば」の話に戻ります。私の一押しの「仙台と言えば」は、「ホヤ」なんです!仙台駅のお土産屋さんにはいろ~んなホヤが売られています。宮城県のホヤ生産量は全国ぶっちぎりの1位で、なんと約8割を占めているそうです。
生のホヤは好き嫌いが分かれますし、札幌市民にはさほど馴染みがないかもしれませんが、画像のような珍味的なホヤなら生が苦手な方でも食べられるのではないかと思います。
ところでホヤは貝ではないことはご存知でしょうか?私は昨日までホヤは貝だと思っていました😅このよもやま話を書くにあたり、ホヤについて調べたところ、ホヤは貝ではないということを知りました。ホヤは尾索動物亜門ホヤ綱に属する「海産動物」なのだそうです。
なんと子供時代(幼生)のホヤはオタマジャクシのような形をしていて泳ぐそうです!そして大人(成体)になると、心臓、生殖器官、神経節、消化器官などをもつようになるそうです。画像の生き物の中に心臓やら消化器官があるなんて・・・なんだか神秘的ですね。ホヤは生物学の研究材料としても大活躍のようです。
ホヤは生物学の研究材料になるだけでなく、栄養学的にも大変優秀です😄例えば、亜鉛!鶏レバーの1.5倍の亜鉛を含有しています。
イラストは何を表現していると思いますか?これはウイルスを亜鉛という弾丸で打ち砕いているイラストです。
亜鉛が不足すると肌荒れや脱毛、慢性的な下痢や味覚異常などをきたしますが、亜鉛は免疫とも大きく関わっており、亜鉛が欠乏すると獲得免疫の働きが低下すると言われています。風邪をひきやすいと感じる方、ホヤで亜鉛を補給しませんか😄
ホヤに含まれる栄養素はもちろん亜鉛だけではありません。女性の味方・鉄分はほうれん草の6倍!血液をサラサラにしてくれるEPAはアジの3倍!高血圧を予防するカリウムはバナナの1.5倍!さらに注目したいのが「プラズマローゲン」です。
プラズマローゲンというのは、全ての哺乳動物の体内に存在するリン脂質の一種です。もちろん人間の体の中にも存在します。このプラズマローゲンがある病気の患者さんにおいては血中濃度が低い、つまり体内に存在する量が少ないということがわかっています。
その病気というのは・・・アルツハイマー型認知症です。認知症にはいくつか種類がありますが、一番多いのがアルツハイマー型認知症で、約7割を占めているそうです。
アルツハイマー型認知症と深い関係があるとされているアミロイドβタンパク質は加齢に伴い増えるとされていますが、このアミロイドβタンパク質の蓄積を抑えるのが、プラズマローゲンというわけです。
プラズマローゲンは鶏肉やホタテにも含まれるそうですが、それぞれ特徴があり、ホヤに含まれるプラズマローゲンには、万が一、脳梗塞を発症した時に重篤化を予防するという効果もあるようです。心強いですね!
ホヤの旬は夏だそうです。3~4月頃から太りだし、6~8月に食べ頃を迎えるようです。ただ、冬のホヤがイマイチかと言えば、そんなことはなく、冬のホヤは卵を抱えているため、その卵の部分が白子のようなトロっとしたおいしさがあるそうです。夏のホヤ、冬のホヤ、どちらも試したいですね😄
震災前のホヤは約7割が韓国に輸出されていたそうです。震災後、韓国が禁輸にしたため、生産者は大変な苦境に立たされたそうです。そして禁輸措置は今でも続いているそうです。栄養たっぷりのホヤ、海外に出すばかりではもったいないですよね。せっかくだから日本でた~くさん消費したら良いのではないでしょうか😄
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