視察⑥では神戸市垂水区を回った時のことを書きました。関西3日目は垂水区と並んで庶民の住宅地として人気の西区・須磨区を見ることにしました。
と、その前に・・・一旦、中央区に向かいました。中央区は家賃が高すぎるので除外なのですが、中央区の中に1ヵ所だけ見てみたいところがあったのです。それが日本で初めて作られた人工島、なおかつ完成当時は世界最大だった人工島であるポートアイランドです。
ポートアイランドには神戸空港や動物園もあるので、何度か行ったことはありますが、町中をじっくり見たことはないので、住宅街を見てきました。
神戸の中心部である三宮へはポートライナーで1本、なんと自転車でも10分ほどで行けるという便利さです。住宅街と言っても一軒家は1つもありません。というのもポートアイランド内は300坪以下の土地を買うことはできないらしいのです。
上記の話を聞いて、山内さんが「シャキットのお客様を集めて、みんなでお金を出し合って、300坪の土地を買って、そこにゲル(画像)を建てて、コロニーをつくりたい。」と意気込んでおりました😆
神戸市中央区の坪単価は平均で130万円ほどだそうです。同じ中央区であるにも関わらず、ポートアイランドは約46万円/坪です。だいぶお得ですね😆
46万×300坪だと約1億4千万円です。ゲルの建築費も必要になりますが、1億5千万円くらい集まれば、山内さんの夢のコロニーが出来るかもしれません(笑)賛同者お待ちしてます!
一軒家こそありませんが、ポートアイランド内にはたくさんのマンション・団地が立ち並んでいるゾーンがあります。
ポートアイランドが1980年代に街びらきしてから人口は増え続け、ピーク時には2万人以上が暮らしていました。そこに襲ったのが1995年の大震災です。ポートアイランドを離れる人が増え、令和4年には人口は1万4千人にまで落ち込んでいます。確かに団地・マンションが立ち並んでいるエリアのお店はほとんどがシャッターが下りていました。
震災がなければポートアイランドもそして神戸全体ももっともっと繁栄していたのかもしれないと思うと、なんだか悲しいですね。ポートアイランドは緑もたくさんあってとても綺麗でした。一部ゴーストタウンのようになってしまっているのが惜しまれます。でも朗報もあり、神戸空港に国際線の定期便の就航が決まったそうです。またポートアイランドで育った世代が、少しずつポートアイランドに戻ってきているという話も聞きました。かつての賑わいが戻ってくると良いな~と感じました。
ポートアイランドに行きたかった理由はマンション・団地群を見たかったという他にもう1つあります。それが・・・画像の場所に行きたかったのです。これは視察ではなく、完全な遊びですが😅
コストコ風ですが、コストコではありません。どこだか分かりますか?
イケアです!私は人生初イケア、山内さんは3回目の神戸イケアです。行く前は、神戸イケアマスターを装って私にマウントを取っていましたが、実際に行ってみると、大した精通しておらず、化けの皮がしっかりと剥がれていました。
隅々までしっかりと見ると1日かかりそうな広さでした。早足で駆け抜け、迷いつつもある物を買いました。何を買ったかは視察⑧でご紹介したいと思います。
ポートアイランドを出て、西区・須磨区へ向かいました。垂水区で坂の感じは分かっていたので、それほど驚きはありませんでした。住宅地を回っていると、家の中から神戸の街はどんなふうに見えるのを見てみたいという欲求が湧いてきます・・・。多くの家が丘の上にあるので、「海が見えたりして、眺望抜群なのかな?!」と思ったり・・・。
ネットで検索してみると、すぐに内覧できる家があるではないですか~。早速電話しみると、すぐに見られるということ😄ウキウキしながら向かいました。
内覧した家はイラストのような配置です。土地の広さが150㎡ほどで、2階建ての母屋に車2台の駐車スペース、離れと庭まであります。離れと言っても小屋ではなく、6畳ほどの部屋が2つある立派な平屋で、キッチンもトイレもお風呂もしっかりありました。さらには庭まで。家庭菜園をするのに十分なサイズの庭です。
ちなみにすぐ内覧できるとのことだったので、てっきり空き家なのかと思っていたら、まだ住んでいらっしゃいました。70代半ばくらいのご夫婦で、ザ・神戸人という感じのオシャレでお上品なご夫婦でした。家を売る理由はお子様たちが皆様独立され、2階のかつての子供部屋をほとんど使わなくなってしまい、夫婦2人で暮らすには広すぎるから、というものでした。離れはご主人のお母様が住むために建てられたそうで、お母様が亡くなられた後には、近くの高校の学生さん2人が住まれていたそうです。母屋も離れもとても綺麗でした。
神戸の住宅地では、豪邸以外の多くの家が敷地面積びっちびちに建てられている中、駐車スペースが2台分もあり、離れと庭まであって贅沢な作りなのに、価格は抑え気味でした。内覧に行く前は「事故物件とかなのかな?」と思いましたが、そうではありませんでした。
理由は恐らく立地・・・
お分かりいただけますでしょうか?絵が下手でスミマセン。母屋はしっかりと平面部分に乗っかっているのですが、母屋の前面の道路は狭い(2mくらい?)+上り坂。おまけに幅30㎝ほどの側溝までついています。さらにその前面道路には40段ほどの急勾配の古~い階段があり、その上にはなかなかの築年数と思われるハイツが。そして離れにいたっては半分は地面に乗っていない😅
ご主人が「べランダもたくさん作ったので、眺めが良いからご覧ください。」とご丁寧に案内してくださいました。眺めが良いというか・・・足がすくみます😅
立地以外は最高の物件でした。とてもご親切なご夫婦だったので、ご自宅が希望価格で売れて、快適なマンション生活に入られることを祈念したいと思います。ちなみに立地に関しても、同行してくれた不動産屋の方によれば、「これくらいの道の狭さや坂は神戸ではよくあり、当別珍しいわけではない。神戸に住むということはこういうこと。」とのことでした。ん~深い・・・?!
旅行ではできないような体験がいろいろとでき、大変実りのある視察でした。皆様にお休みをいただいた甲斐がありました。ありがとうございました🙏
いよいよ(ようやく?)次回で視察に関する話は終わりです!
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吉村 (木曜日, 25 4月 2024 11:02)
ポートライナーで三宮へ向かうと右側に神戸ポートタワーが見えてきて綺麗ですよね。工事をしていて暫く幕がかかっていましたが、ようやくリニューアルオープンしますね。
そしてポートアイランドには、あのスーパーコンピュータ富岳がありますよね。凄いです!!
ところで移住先で御商売されるんですね。そちらも併せて検討中なんですか?
私も移住検討者ですが、道外はマンション等の価格が高くて考えちゃいますよね。
吉村 (木曜日, 25 4月 2024)
ポートライナーで三宮へ向かうと左側に神戸ポートタワーが見える間違いでした。
失礼しました。
シャキット真木 (木曜日, 25 4月 2024 12:59)
ポートタワーは明日リニューアルオープンなんですね~!1度も行ったことありませんが・・・
何かしらの商売はしようと思っています。印税暮らしでもできれば良いのですが、今世は無理そうなので。本当に道外はマンションも戸建ても高いですね~。あまり田舎だと商売が成り立たないし・・・悩ましいところです。