バストアップ

もう6,7年前だと思いますが、あるお客様に聞かれたことを時々思い出すことがあります。「バストアップに効果があるレッスンはどれですか?」と聞かれたのです。ヒップアップに関しては時々質問をいただくのですが、バストアップの質問は後にも先にもこの時だけだったので、印象に残っているのかもしれません。

 

「バストアップに特化したレッスンはありませんが、バストアップのためには大胸筋などを鍛えるのが良いので、筋トレ系のレッスン、ワークアウト第1が良いと思います。」

 

というような答え方をしたと思います。もし今、同じ質問を受けたら何と答えるかな~と考えたりもします。以前答えた時と同じように、基本は第1をすすめると思いますが、バストアップにつながる動きが多いレッスンとして思い浮かぶのはワークアウト第3、筋トレとは違いますが、バストアップのためには日常の姿勢が大切なので、姿勢の修正という意味ではソフトSMやスティックモビリティーもありかな~と思います。

 

ところで画像のようにテープで胸を引っ張り上げる商品もあるのですね~。便利な世の中です。でもこのテープをはがした時の虚しさってどんな感じなんでしょう・・・。

 

 

バストアップといっても、胸そのもののサイズを大きくすることと、胸の高さを上げることは、その方法が違ってくると思います。

 

胸そのものは1割の乳腺と9割の脂肪でできています。体の脂肪を増やさずして、胸にだけ脂肪を増やす方法として私が思い浮かぶものは美容整形です。体の他の部位の脂肪を「移植」する脂肪注入豊胸が最も確実な方法ではないかと思います。要らないところの脂肪が減って、欲しい所に入れられるなんて夢のような方法ですよね。自分はやる勇気はありませんが😅

 

他には、キャベツが良いとか、大豆が良いとかと目にしますが・・・どうなんでしょうね~・・・私自身は懐疑的ですが、キャベツや大豆で胸が大きくなった経験をお持ちの方がいらっしゃたら、こっそり教えてください😆

 

 

 

 

冒頭の質問をくださった方がバストのサイズアップを目指していたのか、高さアップを目指していたのか、今となっては定かではありませんが、美容整形もキャベツも大豆も不要で、今すぐできる方法もあると思います。ちなみにサイズアップではなく高さアップを狙う方法です。(美容整形ほどではないにしろ、多少のサイズアップも期待できるかもしれませんが。)

 

 

 

 

 

 

 

 

方法論に入る前に、胸の中を確認しておきたいと思います。頭の中でどこを鍛えているかを意識しながら行った方が、効果が高いですからね😄

 

先程書いた通り、胸そのものはほぼ脂肪です。脂肪は筋肉とは違い随意的に動かすことはできませんので、「上がれ!上がれ!!」といくら念じたところで微動だにしません。胸の位置を上げたければ、意識すべきは随意的に動かすことができる大胸筋をターゲットにする必要があります。

 

多くの女性が実体験としてご存知だと思いますが、胸がしぼんで垂れていくと感じる時、それは胸の上部から始まりますよね?上の画像をご覧いただくとなぜそうなるかが一目瞭然です。加齢による大胸筋の筋力低下で大胸筋そのものが小さくなり、その下にある脂肪(胸)も支えられなくなることが原因です。逆を言えば、大胸筋の筋力を強化できれば、年齢に関係なく胸の位置を上げることは可能であるということです。

 

補足になりますが、クーパー靭帯も胸を支える役割を担っています。大胸筋が弱くなると、クーパー靭帯が大胸筋を補うためにがんばる必要が出てくるのですが、残念ながら靭帯は鍛えることはできません。「許容範囲」を越えてしまうと、クーパー靭帯は伸びてしまったり、下手をすると切れてしまいます。そうなると胸はますます垂れやすくなります。クーパー靭帯を守るためにも大胸筋を鍛えることが大切です。また一度伸びてしまった靭帯は縮むことはないので、伸ばさないようにすることも大事です。ジャンプしたり走ったりして胸が上下に動くということを繰り返すとクーパー靭帯が伸びやすくなります。そういう動作をよくする方はホールド力の強いブラジャーをつけることも大切かと思います。

 

 

画像を見て下さい。同一人物ですが、どちらの胸が良いかと聞かれたら、やっぱり右の方が良いですよね。右と左でこんなにも違って見える理由、それは姿勢です。詳しく言えば、胸椎・肩甲骨・胸郭の位置が全然違います。この3カ所を修正できれば、美容整形・キャベツ・大豆なしで今すぐバストの高さアップが可能なのです。

 

ただし姿勢の修正というのは一朝一夕でできるものではありません。常に常に常に意識してようやく直せるものだと思っておいて下さい。シャキットで週1・2回運動してどうにかなるものではありません。なので、本気でバストアップを目指したい方は、これからご紹介するポイントをいつもいつもいつも意識しておいて下さいね。

 

 

本気でバストアップしたい方が意識すべき3つのポイントはこちらです!

 

①胸椎の伸展を強化する

 

②肩甲骨の後傾を強化する

 

③上部胸郭の可動域を広げる

 

小難しい単語が並んますが・・・この3つの真逆である①胸椎の伸展が弱い、②肩甲骨の後傾が弱い(前傾している)、③上部胸郭の可動域が狭い、を合わせるとどんな姿勢になるかと言うと・・・

 

猫背です。猫背の時、大胸筋は「休眠」状態になっています。働かない筋肉は当然弱くなるので、猫背はバストアップの天敵なのです。猫背のままバスアップなど100%ありえないのです。とにもかくにもまずは猫背を直しましょう。ということで猫背とおさらばするための動きを1つご紹介して終わります。X(Twitter)で見つけたのですが、とても良いと思ったので勝手に拝借させていただきます😅

 

 

上半身を少し倒した状態の膝立ちになります。骨盤を後傾させて腰椎を丸めないよう気を付けて下さい。頭の位置も大切です。頸椎から腰椎まで一直線になるようにします。

 

姿勢が崩れないよう気を付けながら、また肩甲骨を骨盤に寄せるように意識しながらゆっくりと肘を曲げていきます。大胸筋の「張り」を感じ取れるでしょうか。画像では棒を握っていますが、なければタオルなどで代用して下さい。

 

猫背の方は例外なく背中の筋肉が弱くなっています。背中をたくさん使って、猫背を撃退しましょう!