腹筋運動のなぜ

今回は昨日のブログのコメント欄でいただいた質問にお答えしたいと思います～。ネタ探しに苦労せずに済みました。ご質問くださった方、ありがとうございます！ご質問はこんな感じでした。

『お腹プヨプヨのように見える方でも腹筋運動ができている人がいる。なぜ？？』

内心、同じ疑問をお持ちの方は多いかもしれません。「お腹がプヨプヨしているのに、どうして腹筋運動が上手なの？」とご本人に直接うかがうと、その後の人間関係にヒビが入ってしまうかもしれないので、真木が代わりのお答えさせていただきます😆

お腹周りの脂肪と筋肉の付き方は把握されていますか？表面に近い所から、皮下脂肪⇒筋肉⇒内臓脂肪という順番です。各部位の分量はもちろん人それぞれではありますが、この順番は人類共通ですね。

このイラスト分かりやすいですね😀脂肪の奥に腹筋が見えています。ムキムキマッチョだから腹筋が割れているのではなく、人間は誰でも腹筋は6～8個くらいに割れていて、ただそれが脂肪と言う名の分厚い壁で覆い隠されている、というのが厳しい現実です。

横歩きするカービィ、かわいいですね。楽天で9000円前後で売られています。けっこうお高い！カービィはなぜ動けるのか？もちろん電池が入っているからです。

では人はなぜ動けるのか？もちろん答えは「筋肉があるから」ですよね。動け～！という脳からの指令を神経が筋肉に伝え、筋肉が縮んだり伸びたりすることで関節が動かされている、というわけです。

では脂肪はどうでしょうか？脂肪には筋肉のように関節を動かす力はありません。でも脂肪には筋肉より優れた力もあります。それは「保温能力」です。筋肉は熱を作る力、発熱の能力は高いのですが、熱をキープすることは得意ではありません。筋肉が作った熱をキープしてくれるのが脂肪なのです。

お腹がプヨプヨでも腹筋運動が得意な人がいる理由、見えてきましたか？

腹筋運動ができるか否かは筋肉の問題であって、脂肪は一切関係がない、というわけなのです。

腹筋の上に覆いかぶさっている脂肪がどれほどの厚みであろうとも、その奥にある腹筋が強ければ腹筋運動はできます。逆にお腹周りがほっそりしている方であっても腹筋が強いとは限りません。それはあくまで脂肪が少ないということを意味しているだけで、腹筋の強さの証明にはならないからです。

ということでご質問の答えは、「お腹がプヨプヨでもその脂肪の奥にある腹筋が強ければ、腹筋運動が上手にできて何ら不思議はない。」ということになります。

ちなみに「腹筋運動が得意なのに、頑張っているのに、全然お腹のぜい肉が取れない」とお悩みの方・・・残念ながら腹筋運動を何百回やろうともお腹のぜい肉は取れない、というのが現実です。

腹筋運動で鍛えられているのは腹筋ですよね？腹筋の上についている脂肪は当然「鍛える」ことはできませんし、脂肪が「部分的に燃焼する」ということは悲しいですがあり得ないのです。つまりどれほど腹筋運動を頑張ろうとも、お腹の脂肪だけが燃焼して消えてなくなるということはない、ということなんです😭

これは何度かブログ等で書いていますが、お腹のぜい肉を落としたければ、全身の脂肪の量を減らすことを考えるしか方法はありません。その方法について書くと長くなるので割愛しますが、早い話が食べ物です。画像の英語「Abs are made in the kitchen,」は「腹筋は台所で作られる」という意味です。よく見る言い回しなのですが、この言い回しの通り、多くの方が理想とするような締まった、ほっそりとしたお腹周りというのは、運動よりも食べ物によるところが大きいのです。画像では3割が運動、7割が食事と書いてありますが、個人的にはその割合は1割が運動、9割が食事、だと思います。ということで、なんだか夢のない話になってしまいましたが、事実は事実として受け入れ、その上で対策を練っていくことが大切かと思います・・・。

最後に、次回のブログの予告です！せっかくなので次回も腹筋ネタで引っ張ろうと思います😆腹筋以外にも腹筋運動に影響あたえる部位があるので、それについて書きたいと思います～♪

文：真木